大栄建設(株)が破産開始決定
2024/11/22
大栄建設(株)は2015年に設立され、地元の戸建デベロッパーを中心に宅地造成工事を手掛けてきました。商圏内の安定した需要を背景に受注を確保し、2020年11月期には完工高2億7522万円を記録するなど、一定の業績を上げていました。
しかし、2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響で消費マインドが低下。不動産市況が悪化し、受注量が減少したことで収益が悪化しました。
2021年11月期以降は連続赤字を計上し、2022年11月期には債務超過に転落。同社は新型コロナ関連の「ゼロゼロ融資」を活用して資金繰りを維持していましたが、経営再建の道筋を見出せず、2024年8月末には従業員を全員解雇し、事業を停止しました。
2024年10月24日、横浜地裁横須賀支部より破産開始決定を受け、破産管財人には増田尚弁護士(多摩川法律事務所)が選任されました。債権者は30名、負債総額は約1億4300万円に上ります。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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