旭機工（株）が破産開始決定

旭機工（株）の概要

法人名：旭機工（株）
所在地：東京都豊島区南池袋2-47-6
代表者名：奥畑栄一（社長）
業種：太陽光発電関連事業
資本金：9000万円
倒産形態：破産開始決定
負債総額：49億2252万円

旭機工（株）について

旭機工（株）は1995年に設立され、防音ハウスや防音壁などの防音設備のリース・販売を主力事業として展開してきました。足利市内に設けた工場で生産し、建設業者向けの販路を築いていました。さらに、太陽光設備の設計施工や介護機器の販売など多角的な事業展開を進め、2020年6月期には売上高51億5478万円を計上するなど、ピーク時には堅調な業績を維持していました。しかし、太陽光発電事業において、認可手続きの遅れや市場環境の変化により資金繰りがひっ迫。2020年12月には東京都中小企業再生支援協議会（現：中小企業活性化協議会）に支援を要請し、金融機関への返済リスケジュール措置を受け再建を模索しました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で売上が減少したことから、コロナ関連融資を受けながら資金繰りを維持していましたが、業績の改善には至らず、2022年5月には再生計画の見通しが立たないまま協議会を脱退。同年9月には防音設備リース事業および介護福祉事業を別会社へ譲渡し、太陽光発電関連事業に注力しました。しかし、債務返済が困難となり、2024年9月3日、東京地裁に民事再生法適用を申請しました。再生計画案の策定が見通せない中、2024年11月29日には再生手続廃止および保全管理命令を受け、その後、同年12月27日、東京地裁より破産開始決定が下されました。破産管財人には平山隆幸弁護士（平山法律事務所）が選任されました。