

みちのくエコランドマネジメント(株)の概要
法人名:みちのくエコランドマネジメント(株)
所在地:岩手県九戸郡洋野町種市第42地割147
代表者名:松下敬通(社長)
業種:高齢者向弁当宅配事業ほか
倒産形態:破産開始決定
負債総額:約22億6200万円
みちのくエコランドマネジメント(株)について
みちのくエコランドマネジメント(株)は、2025年3月5日、東京地裁より破産開始決定を受けました。破産管財人には岩崎晃弁護士(岩崎・本山法律事務所)が選任されました。負債総額は約22億6200万円(2024年5月期決算時点)。
同社は、畜産物の糞や漁業廃棄物を主原料とする有機燃料の製造を目的に2010年に設立されました。しかし、岩手県から工場の建設許可を得られなかったため、計画が頓挫。その後、高齢者向け弁当宅配事業や電力供給の取次業務へと事業内容を転換し、2024年5月期には7350万円の売上高を計上していました。
しかし、慢性的な赤字が続いており、資金繰りの多くを新素材紙パウダー製造などを手掛ける(株)環境経営総合研究所からの借入に依存していました。
環境経営総合研究所は2024年8月20日に債権者から東京地裁に会社更生法の申し立てを受け、同年9月30日に更生開始決定を受けました。これにより、同社の資金繰りがさらに悪化し、清算に向けた動きが加速。2024年10月末には、高齢者向け弁当宅配事業を他社に移管し、電力供給の取次事業も供給会社と受給者が直接契約する形に変更し、事業を廃止しました。
一方で、環境経営総合研究所は事業譲渡や資産の換価による収入が限定的で、今後の営業改善の見込みが立たず、2025年2月27日には東京地裁から更生手続き廃止決定を受けました。この影響を受け、みちのくエコランドマネジメント(株)も資金繰りが限界に達し、今回の措置に至りました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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