(株)かづ美の概要
- 法人名:(株)かづ美
- 所在地:石川県金沢市中屋2-88-1
- 代表者名:谷口和弥(社長)
- 業種:結婚式場運営
- 資本金:3,300万円
- 倒産形態:民事再生法申請
- 負債総額:27億405万円
(株)かづ美について
(株)かづ美は、1986年6月に創業され、創業当初は「ブライダルコスチューム・かづ美」として貸衣装業を展開していました。その後、法人化し、化粧品事業部を新設したり、婚礼衣装やパーティードレスのレンタル・販売業に注力するなどして事業を拡大。2004年には「ヴィラ・グランディスウエディング・リゾート金沢店」を開設し、婚礼及び披露宴の企画・演出・運営に本格参入しました。北陸3県を中心に式場を開設し、テレビCMなどで高い知名度を誇りました。ピーク時である2011年6月期には売上高約25億5700万円を計上し、北陸地域でトップクラスの業容を誇っていました。
しかし、近年は少子化や結婚式の需要減少、同業他社との競争激化などにより業績が悪化。2015年6月期の売上高は17億1326万円となり、さらに2018年6月期には最終赤字により債務超過に転落しました。加えて、「新型コロナウイルス」の影響で2021年6月期の売上高は6億8230万円にまで落ち込み、大きな最終赤字を計上しました。その後、コロナ関連融資を受けたものの、金融機関に対してリスケジュールを要請し、資金繰りは厳しい状況が続きました。2024年6月期には一部借入返済を行ったものの、引き続きリスケジュールを続け、事業再建の目処が立たない中で、自主再建を断念し、民事再生法の申請に至りました。
2024年12月20日、金沢地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に弁済禁止の保全処分および監督命令を受けました。申請代理人は髙木大地弁護士(弁護士法人関西法律特許事務所)で、監督委員には小堀秀行弁護士(弁護士法人兼六法律事務所)が選任されました。今後はスポンサーを募り、事業再建を目指す方針です。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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