求人ふくおか(株)の概要
- 法人名:求人ふくおか(株)
- 所在地:福岡市中央区薬院2-13-33
- 代表者名:貞池龍彦(社長)
- 業種:求人情報誌発行
- 資本金:1000万円
- 倒産形態:破産申請
- 負債総額:1億3929万円
求人ふくおか(株)について
求人ふくおか(株)は、1994年に設立され、人材コンサルティングや就職支援事業を手掛ける企業から求人情報部門が分社化されて発足しました。主にフリーペーパー「求人情報あぱぱ」の制作・発行を行い、キャリアコンサルティングやネット広告事業も展開。会社は福岡県内の求人ニーズに特化し、地域密着型の情報提供を行い、ピーク時の2008年には発行部数5万部、設定店は1000店舗以上に拡大し、売上高は約3億2925万円を記録しました。しかし、870万円赤字を計上し2009年にも約3100万円の赤字を計上、債務超過に陥りました。
その後も業績は安定せず、不安定な状況が続きました。さらに、2020年の新型コロナウイルス感染拡大により、取引先からの受注が減少し、2021年には売上高が大幅に減少し、赤字を計上して債務超過額が拡大しました。
2021年4月には商号を「求人ふくおか」に変更し、フリーペーパーもリブランディングして地域の求人ニーズに対応しました。コロナ禍が収束し、売上は回復し、業績は一時的に持ち直しましたが、資金繰りが厳しく、2024年9月に「求人ふくおか」を休刊。これにより、経営改善が困難となり、破産申請に至りました。資金繰りが困難な状態が続き、最終的に2024年11月25日に福岡地裁に破産を申請。破産申請の代理人には、宮原三郎弁護士(弁護士法人みらい法律事務所)が選任されました。
求人情報誌業界は、インターネットの普及とともに競争が激化しました。特に、求人情報サイトやアプリの台頭により、従来のフリーペーパーの需要は減少し、企業の広告宣伝費も減少傾向にありました。新型コロナウイルス感染拡大は、地域の求人情報に依存していた同社にとって大きな打撃となり、取引先からの受注減少が深刻化。これにより、業績は一時的に回復しても持続的な安定には至らず、最終的に破産申請という結果と考えられます。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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