

(株)環境経営総合研究所の概要
法人名:(株)環境経営総合研究所
所在地:東京都渋谷区南平台町16-29
代表者名:松下敬通(社長)
業種:新素材紙パウダー製造ほか
資本金:24億7,000万円
倒産形態:破産開始決定
負債総額:約230億円
(株)環境経営総合研究所について
(株)環境経営総合研究所は、1996年12月に設立され、古紙や廃プラスチックを原料に再利用した環境対応型新素材「紙マスターバッチ(M/B)」や「MAPKA(マプカ)」の開発・製造を主力として事業を展開してきました。
使い捨てプラスチックによる海洋汚染などの環境課題に対応した同社の製品は注目を集め、2000年に千葉県松戸市に研究施設を設けたのを皮切りに、2003年には千葉県旭市に研究施設兼工場を設立。その後も北海道札幌市や茨城県土浦市に拠点を構えるなど業容を拡大しました。さらに、日本政策投資銀行からの出資や、アメリカおよび韓国でのJV(合弁事業)による海外展開も進めていました。
しかし、2005年から2006年にかけて同社は売掛金などの粉飾を始め、実際の財務状況を隠ぺい。適正に会計処理を行えば債務超過となるリスクが高まる状況にありました。2024年8月20日には債権者から東京地裁に会社更生法の申し立てがなされ、同年9月30日に更生手続開始決定を受けていました。
その後、事業譲渡や資産の換価による収入確保を図るも、十分な資金確保には至らず、共益債権の全額弁済が可能であっても、清算価値保障原則に基づく更生計画案の提出が困難と判断されました。その結果、2025年2月27日には会社更生手続が廃止され、3月26日、東京地裁より破産開始決定を受けました。
破産管財人には岩崎晃弁護士(岩崎・本山法律事務所)が選任され、負債総額は約230億円に上るとされています。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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