

会社概要
法人名:(株)マ・メール
所在地:大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10(登記上:大阪市中央区備後町2-5-8)
代表者名:福家 一憲 氏
資本金:2億4,800万円
業種:高級子供服輸入販売
倒産形態:民事再生廃止決定
負債総額:約23億7,800万円
(株)マ・メールについて
高級子供服の輸入販売を手掛けていた(株)マ・メールは、2025年5月12日、東京地裁より民事再生手続の廃止決定を受けました。保全管理人には井上裕明弁護士(半蔵門総合法律事務所)が選任され、今後は破産手続きに移行する見通しです。
同社は1978年に大阪で創業し、卸売を中心に事業を展開。その後、2000年には海外ラグジュアリーブランドとの独占契約を機に小売業へ本格参入。「日本初のラグジュアリー子供服ブランド」として注目を集め、2005年には全国18拠点・29店舗を展開し、売上も20億円を突破しました。
しかし2008年のリーマン・ショックで急ブレーキがかかり、金融支援を受けながら店舗縮小や人員整理を進め、2012年には黒字転換。以降9期連続で営業黒字を維持していました。
転機は2020年、コロナ禍により百貨店やホテル店舗の集客が激減し、ロシア・ウクライナ情勢による物流の混乱や円安・コスト高騰も重なって資金繰りが悪化。店舗を8店舗まで削減し、オリジナルブランドやEC事業への転換を図っていましたが、支払条件変更などの影響で経営はさらに厳しくなりました。
2024年9月24日にはスタンダード市場上場企業(株)KeyHolderとスポンサー支援の基本合意を締結し、再建を目指していたものの、再生計画の見通しが立たず、今回の措置となりました。

売掛金保証サービス「URIHO(ウリホ)」は、取引先の倒産や未入金時に取引代金を代わりにお支払いするサービスです。事前に取引先に保証をかけておくことで、与信管理をしなくても安心して取引を行うことができます。また、督促業務に時間や労力を割く必要がなくなり、営業活動に集中することが可能です。
また、URIHOはすべての手続きがWeb上で完結し、スピーディに利用開始することが可能です。売掛金の回収にご不安がある場合は一度導入をご検討ください。
※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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