コーワ(株)ほか1社の概要
商号:コーワ(株)
所在地:埼玉県狭山市上奥富36-1
設立:1996年1月
資本金:8,000万円
代表者:松村 俊也 社長
業種:建築資材卸売
倒産形態:民事再生手続廃止決定(破産移行見通し)
負債総額:約22億8,115万円(確定再生債権額)
商号:オーシャンポリ(株)
所在地:埼玉県北葛飾郡杉戸町下高野771-6
設立:2019年2月
資本金:2,000万円
代表者:同社長
業種:建築資材販売
倒産形態:民事再生手続廃止決定(破産移行見通し)
負債総額:約9億8,513万円(確定再生債権額)
2社合計負債総額:約32億6,629万円
コーワ(株)について
コーワ(株)および関連会社のオーシャンポリ(株)は、2025年6月23日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同年6月30日に再生手続開始決定を受けていました。しかし、2026年4月27日に東京地裁から再生手続廃止決定を受け、今後は破産手続きへ移行する見通しとなりました。
コーワは建築資材の販売・配送を主力事業とし、内装工事も手掛けていました。2018年には宮崎県宮崎市にポリ合板の生産拠点となる宮崎工場を開設し、事業拡大を進めていました。2019年12月期には売上高約41億円を計上するなど、地域の建築資材業者として一定の地位を築いていました。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大による建設需要の低迷や、ウッドショックによる木材価格の高騰・供給不足の影響を受けて業績が悪化。2024年12月期の売上高は約24億円まで減少し、設備投資や運転資金負担も重なったことで資金繰りが厳しい状況に陥りました。
民事再生手続き開始後は事業継続を前提に再建を目指していましたが、その過程で、取引先2社に対する多額の資金援助を隠ぺいするため金融機関向け財務諸表を粉飾していたことや、取引先から借り入れた運転資金に対して前代表者が高額な謝礼金を支払っていたことなどが判明。再建協議は難航しました。
2025年9月には第1回債権者説明会を開催し、2026年1月には金融機関向けのバンクミーティングを実施。同年2月には再生計画案を提示したものの、金融機関などから計画内容に対する懸念が示され、十分な合意形成には至りませんでした。
その後、再生計画の策定が進まず、2026年3月には監督命令が発令され、監督委員であった村上寛弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所東京事務所)が管財人に選任されました。しかし、事業継続による再建の見通しを立てることができず、民事再生法第191条第2号に基づき再生手続廃止決定を受ける結果となりました。
なお、確定した再生債権額は、コーワが債権者101名に対して22億8,115万円、オーシャンポリが35名に対して9億8,513万円で、2社合計では32億6,629万円にのぼっています。今回の手続廃止決定により、両社は今後、破産手続きへ移行する見通しです。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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