

企業概要
法人名:ファーマーズホールディングス(株)
所在地:岡山県倉敷市阿知1-7-2
代表者名:太田誠治
業種:牧場経営
資本金:1億円
設立:2017(平成29)年9月
負債総額:約92億7,500万円
ファーマーズホールディングス(株)ほか11社について
ファーマーズホールディングス(株)は、関連会社11社とともに7月24日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請し、同日に監督命令を受けました。申請代理人は山形康郎弁護士(弁護士法人関西法律特許事務所)ほか12名。監督委員には軸丸欣哉弁護士(弁護士法人淀屋橋・山上合同)が選任されています。
負債はファーマーズホールディングス単体で約16億8,200万円、関連12社合計で約92億7,500万円にのぼります。
同社は牧場経営を主体に、グループ会社へ仔牛を販売し、農畜産物の生産・加工・販売や農畜産業用機械の販売および賃貸事業も展開。従来の酪農業の枠にとらわれない新しいビジネスモデルを構築し、地域社会への貢献を目指してきました。
直営農場2カ所を中心に、1次産業から2・3次産業グループで組織された企業グループを形成し、2028年頃の株式上場を目指していました。2022年6月期の売上高は単体で約7億7,435万円、グループ全体では約41億8,000万円を計上しています。
しかし、2023年6月期には6億450万円の赤字を計上し、2024年1月にはグループ各社の取締役2名が辞任するなど内部問題も発生。2024年9月以降は関連会社を吸収合併するなど体制整備を進めましたが、飼料などの仕入れコストの上昇が収益を圧迫し、資金繰りの悪化から自力での再建を断念しました。
なお、スポンサー候補の(株)神戸ETセンターと基本合意を済ませており、DIPファイナンスとして5億円の調達を予定しています。
関連11社は以下の通りです。
(あのつ牧場(株)、(有)四日市酪農、たんば高原牧場(株)、じんせき高原牧場(株)、みよし高原牧場(株)、あせひら乳業(株)、さいと高原牧場(株)、ありあけ幸鷹牧場(株)、(株)阿蘇ファーム、阿蘇ファームリアルエステート(株)、ファーマーズサンフィード(株))

売掛金保証サービス「URIHO(ウリホ)」は、取引先の倒産や未入金時に取引代金を代わりにお支払いするサービスです。事前に取引先に保証をかけておくことで、与信管理をしなくても安心して取引を行うことができます。また、督促業務に時間や労力を割く必要がなくなり、営業活動に集中することが可能です。
また、URIHOはすべての手続きがWeb上で完結し、スピーディに利用開始することが可能です。売掛金の回収にご不安がある場合は一度導入をご検討ください。
※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
関連記事
