(株)長慶が特別清算申請

(株)長慶は、8月30日に事業を停止し、事後処理を石岡隆司弁護士(石岡法律事務所)へ一任しました。今後は特別清算を申請する予定です。
同社は1972年10月に「長慶包装資材」として創業し、リンゴ包装資材の販売を目的に事業を開始しました。農協やリンゴ移出業者に販路を築き、相応の販売量を誇っていましたが、リンゴ市況の低迷を背景に業績が低迷しました。
打開策として精密部品製造会社への緩衝材販売や、野菜取扱業者への包装資材販売にも注力し、1993年8月期にはピークとなる売上高約29億円を計上しました。また、2003年3月には系列企業を吸収合併して事業規模を拡大しました。
しかし、その後はリンゴ市況のさらなる悪化や同業他社との競争激化により、年間売上高は10億円を割り込み、赤字が続いていました。取引先の支援を受けて辛うじて事業を継続してきましたが、資材高騰やエネルギーコスト上昇の影響で採算確保が難しく、資金繰りも限界に達したため、今回の措置となりました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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