(株)キタニの概要
- 法人名:(株)キタニ
- 所在地:福岡県北九州市小倉南区蒲生1-8-32
- 代表者名:木谷宏(社長)
- 業種:カット野菜・原菜販売
- 資本金:3000万円
- 倒産形態:破産開始決定
- 負債総額:5億4540万円
(株)キタニについて
(株)キタニは1968年に青果物卸として創業し、1988年に一次加工事業を開始しました。その後、1996年には新工場を完成させ、主力事業をカット野菜の販売に転換。「カット野菜のキタニ」として知られるようになり、食品スーパーやコンビニエンスストアをはじめ、飲食店や病院向け業務用販路にも進出し、2002年9月期には約15億円の売上を達成しました。
しかし、同社の事業は天候による価格変動に左右されやすい性質があり、安定した収益を得ることが難しい状況が続いていました。また、工場建設などの設備投資による借入負担が重荷となり、採算性が低迷。2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大により、飲食店の時短営業や休業が相次ぎ、業務用向けの需要が大幅に減少したことで営業環境が悪化しました。
さらに、2023年3月には北九州市から本社不動産を差し押さえられる事態に陥り、資金繰りの厳しさが表面化しました。
2023年9月期の売上高は約10億円とピーク時の3分の2程度に減少。加えて、人手不足の影響で人件費が増加し、資金繰りが悪化。これらの要因が重なり、事業継続を断念しました。
2023年10月31日、福岡地裁小倉支部により破産開始決定を受け、破産管財人には根岸大将弁護士(弁護士法人大手町法律事務所)が選任されました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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