(株)T-SCOREが破産申請

内装・インフィル工事業の(株)T-SCOREは、9月5日までに事業を停止し、破産手続きを河内博幸弁護士ほか1名(桜町総合法律事務所)に一任しました。
同社は2001年に創業し、建物の間仕切り壁などを作るインフィル工事を得意として、新築やリフォーム工事まで幅広く展開してきました。ゼネコンの下請けを主体とした安定した受注基盤を築き、賃貸マンションや分譲マンションの建築も請け負うことで事業を拡大。2023年6月期にはピークとなる完工高19億9328万円を計上していました。
しかし、市場は飽和状態で競争が激化。さらに人件費や資材価格の高騰が重なり採算が悪化、2021年6月期には大幅な赤字を計上して債務超過に転落しました。2024年6月期の完工高は前期からほぼ横ばいでしたが、当期純利益はわずか294万円と低調で、債務超過の解消も進まず、資金繰りが一層悪化。金融機関以外からも不動産に担保設定が行われるなど状況は逼迫し、事業継続を断念しました。
なお、関連会社の(株)T’sPLANも同時に事業を停止しています。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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