エネトレード(株)が民事再生法を申請

法人名: エネトレード(株)
所在地: 東京都港区六本木1-9-10
代表者名: 坂越健一
業種: 電力卸
資本金: 1,750万円
負債総額: 約45億円
エネトレード(株)は、2025年10月9日に東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全監督命令を受けました。
申請代理人は片桐大弁護士(森・濱田松本法律事務所外国法共同事業)、監督委員には萱場健一郎弁護士(萱場健一郎法律事務所)が選任されています。
同社は2017(平成29)年3月に設立され、小売電気事業者向けの電源調達や卸売事業を展開。2022年3月期には売上高570億1,498万円を計上していました。しかし、仕入価格の高騰などにより同期は14億2,096万円の最終赤字を計上。その後、黒字回復を果たしたものの、ガス市場価格の下落に伴う逆ザヤが発生し、資金繰りが急速に悪化。今回の申請に至りました。
資金繰り面では、三菱UFJ銀行からDIPファイナンスによる融資枠の設定を受けており、今後はスポンサー選定を進め、支援のもとで事業継続を目指す方針です。スポンサー募集の窓口は(株)KPMG FASが担当しています。
なお、同社グループのelDesign(株)など他の関連会社は法的手続きを行っておらず、従来どおり事業を継続しています。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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