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業界情報

「鷹正宗株式会社」が民事再生法申請

法人名 :鷹正宗株式会社

所在地 :福岡県久留米市小頭町8-12

代表者名:濵﨑公孝

業種  :焼酎・清酒製造

資本金 :9000万円

種別  :民事再生法申請

負債総額:約36億8300万円

 

鷹正宗株式会社と関連の叡醂酒造株式会社は、6月1日福岡地裁に民事再生法の適用を申請しました。申請代理人は管納啓文弁護士となっています。負債は鷹正宗が約36億8300万円、叡醂酒造が約2億5100万円(いずれも2022年12月期決算時点)で、2社合計約39億3400万円となっています。

 

鷹正宗は天保年間創業、180年以上の業歴を持つ老舗酒蔵。「鷹正宗」のブランドで清酒の醸造を手掛けていました。銘柄に「鷹」の文字が入っていることから、地元プロ野球球団と連携を行うなどし、高い知名度を有していました。さらに、「芋焼酎 ばっかい」、「本格麦焼酎筑紫の坊主」はモンドセレクション最高金賞の受賞歴があります。

 

近年は、清酒離れが進むなか、低価格帯の焼酎製造にも注力。焼酎は麦焼酎を主体にパックの「めちゃうま」シリーズや、量り売りの「ごりょんさん」などを製造し、みりんの製造のほか、漬物などの食品の卸も手掛けていました。

 

1988年8月には旧コカ・コーラウェストホールディングス株式会社が資本参加し、傘下入りしました。しかし、2008年6月には地元の中堅酒類問屋、株式会社原武商店が当社株式を取得して、代表取締役会長に原武商店社長の原武康弘氏が就任。以降は原武商店のグループ企業として新体制による業務を開始しました。

 

酒類の小売・卸売を手掛ける原武商店との相乗効果により、グループ業績は拡大していたとされていましたが、実際には業績不振に陥っていた模様で、2023年2月末には原武商店がバンクミーティングを開催。これを機に同社の粉飾決算が明るみとなり、動向が注目されていました。

こうしたなか、原武商店が2023年5月末までに事業を停止し、6月1日に福岡地裁へ破産を申請。これに連鎖する形で、鷹正宗と叡醂酒造の2社は民事再生法を申請しました。

 

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。

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