三誠(株)が破産開始決定
2024/11/15
三誠(株)は1971年に設立され、女性用下着の企画・販売を行っていました。生産は中国の関連工場や海外協力工場が担い、オリジナルブランド「TSL」「つるりんブラ」「制服ブラ」「ぐっすりん」などを展開。また、キャラクター物やアニメーション、ゲームタイトルなどのライセンス商品も取り扱い、国内大手下着メーカーのOEM製造を受注するなど、広範な事業を展開していました。
ピーク時の2007年には、売上高30億8244万円を記録し、大手アパレルチェーンや量販店を取引先に持ちます。
しかし、その後、低価格ブランドの台頭や競争の激化により、売上は次第に減少。さらに、新型コロナウイルスの影響を受け、中国の生産拠点が稼働停止し、販売活動も制限されました。2022年には売上高が約14億円にまで減少しました。
資金繰りのためにコロナ関連融資を導入するも、円安による原材料費や仕入れ価格の上昇が追い討ちをかけ、業績回復には至らず、2024年9月2日に事業を停止。10月30日に東京地裁より破産開始決定を受け、破産管財人として島田敏雄弁護士が選任されました。
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