法人名 :株式会社すすき牧場
所在地 :福岡県宗像市河東1
代表清算人:薄一郎
業種 :畜産業
資本金 :5800万円
種別 :特別清算開始決定
負債総額 :32億3228万円
株式会社すすき牧場と関連の株式会社Prairie Cattleは11月2日、福岡地裁より特別清算開始決定を受けました。負債総額は株式会社すすき牧場が32億3228万円、Prairie Cattleが1億8292万円で2社合計34億1520万円となっています。
すすき牧場は、1947年創業。本社での牧場経営のほか、一時は北海道にも進出して業容を拡大し、1991年3月期には保有頭数が7000頭を超え、売上高約44億4000万円をあげていました。しかし、2004年に本社事業に注力するため、北海道の事業所を廃止。その後はホルスタイン種の牛の畜産を主体に、20ヘクタールの本社牧場で肉牛約2500頭を肥育し、自社ブランド牛「むなかた牛」として販売していました。ところが、2015年3月期には売上高が約10億円に減少し、採算性も悪化していました。
以後も輸入自由化による安価な輸入肉との競争で国内産成牛の価格が大幅に低下するなか、飼育数を減らすなど経営合理化に取り組み、収益性の維持に尽力していました。また、旧:中小企業再生支援協議会の支援を仰いでいましたが、以前からの赤字計上により2021年3月期には8億8862万円の債務超過に陥りました。
こうしたなか、単独での再生は困難として、同業の神内ファーム二十一株式会社への事業承継を決定。2021年11月、会社分割方式で事業を譲渡し、当社は2022年3月31日、株主総会の決議により解散していました。
Prairie Cattleは、すすき牧場で生産した精肉の販売を主体に、一般個人や病院などに販路を開拓。ふるさと納税の返礼品や道の駅などにも受注基盤を構築していましたが、すすき牧場と同様に2021年11月に神内ファーム二十一に会社分割し、2022年3月31日、株主総会の決議により解散していました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。