ミノリフーズ(株)の概要
- 法人名:ミノリフーズ(株)
- 所在地:宮城県石巻市魚町1-29-1(登記上:同市羽黒町2-3-18)
- 代表者名:渋田大和(社長)
- 業種:水産物加工販売
- 資本金:3000万円
- 倒産形態:破産申請へ
- 負債総額:約14億円
ミノリフーズ(株)について
ミノリフーズ(株)は、2003年に(有)ミノリフーズの商号で設立され、生鮮魚介類の販売および水産物加工を主業務としていた会社です。北海道全土から三陸沿岸の鮮魚を取り扱い、冷凍フィレを中心とした1次・2次加工を手掛け、各地の水産市場や仲卸業者との取引を行っていました。
2011年2月には石巻市魚町に新工場を建設して業容拡大を目指していたものの、翌月に発生した東日本大震災で津波の被害を受けました。その後、新たに工場を再建し、2019年に現社長が就任。2021年5月には商号をミノリフーズ(株)に変更するなど、体制強化へ。震災後の再建努力の成果もあり、一時的に売上は伸長傾向を見せていました。
しかし、コロナ禍以降、仕入原価の上昇や光熱費の高騰が事業の収益性を圧迫し、債務超過に転落しました。新型コロナ関連の制度融資を活用して資金繰りを維持しようと試みたものの、抜本的な業績改善には至らず、業況は低迷しました。2024年8月には、魚町第1工場の稼働を停止し、第2工場に設備や人員を集約することで再建を模索しましたが、経営継続は困難と判断されました。
2024年12月23日までに事業を停止し、破産手続きを佐藤英拓弁護士(仙台ともしび法律事務所)に一任しました。負債総額は約14億円(2024年4月期決算時点)にのぼるとされています。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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