

井上通商(株)の概要
- 法人名:井上通商(株)
- 所在地:福岡県福岡市中央区草香江2-3-32
- 代表者名:井上由郎(社長)
- 業種:アパレルほか輸入販売
- 資本金:1,000万円
- 倒産形態:破産申請へ
- 負債総額:約43億円
井上通商(株)について
井上通商(株)は、2月7日までに事業を停止し、破産手続きを管納啓文弁護士に一任しました。負債総額は約43億円にのぼります。
同社は1961年に創業した貿易商社で、中国をはじめとするアジア諸国から活鰻、飼料、繊維製品などを輸入し、関係省庁から貿易振興に関する表彰を受けるなど、長年にわたり実績を築いてきました。2015年2月からはEC事業を開始し、アパレル関連商品の取り扱いを拡大。2020年1月期には売上高123億5670万円を計上し、2021年1月期には新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中国から約3000万枚のマスクを仕入れ販売したことで、売上高100億円台を維持していました。
しかし、2022年1月期にはコロナ特需の反動減により売上が51億6105万円にまで減少。不良債権の発生も重なり、資金繰りが悪化しました。福岡県中小企業活性化協議会に支援を依頼し、金融機関へのリスケジュール(返済猶予)要請や、不動産売却を進めながら借入金の返済を試みました。
2023年1月には、アパレルの企画販売を手掛ける関連会社(株)I.T.ラボ(TSR企業コード:016684893、法人番号:5290001072402、福岡市中央区)を吸収合併し、アパレル事業の強化を図りました。しかし、円安の影響などにより業況は改善せず、2024年1月期の売上高は約20億円にとどまりました。
2020~2021年はマスク販売によって売上を大きく伸ばしたものの、需要が落ち着くにつれて売上が急減し、経営の安定化が困難になりました。さらに、不良債権の発生により資金繰りが悪化し、事業運営に大きな影響を及ぼしました。加えて、アパレル事業の強化を進めたものの、円安の影響で仕入れコストが上昇し、十分な収益を確保できませんでした。このような要因が重なり、最終的に事業継続を断念し、破産申請に至りました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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