

(株)増田鉄工所の概要
- 法人名:(株)増田鉄工所
- 所在地:静岡県富士市大渕字横沢2457-1
- 代表者名:増田弘(社長)
- 業種:プレス金型製造ほか
- 資本金:1000万円
- 倒産形態:破産申請
- 負債総額:約13億円
(株)増田鉄工所について
(株)増田鉄工所は、2025年2月20日をもって事業を停止し、静岡地裁富士支部へ破産申請を行うことを決定いたしました。申請手続きは杉山亮弁護士(弁護士法人杉山法律事務所)に一任しており、負債総額は約13億円にのぼります。
同社は1952年7月に創業し、1968年に法人化いたしました。プレス金型メーカーとして、自動車の内外装部品向けの金型を製造し、ドアトリムやモジュールドアの金型に加え、ピアス治具・圧入治具などの専用機向け治工具も取り扱ってまいりました。大手自動車部品メーカーを中心に取引基盤を築き、高性能設備を活用することで短納期・高品質な製品供給を実現しておりました。2005年12月期には売上高約12億5100万円を計上するなど、業績を拡大しておりました。
しかしながら、世界的なEVシフトの影響により、国内自動車メーカーのモデルチェンジサイクルが長期化し、受注案件が減少しておりました。さらに、慢性的な人手不足により生産性が低下し、加えて原材料価格や光熱費の高騰により収益が圧迫され、2023年12月期の売上高は約4億8000万円にまで落ち込んでおりました。2020年12月期以降は連続赤字を計上し、資金繰りが限界に達したことから、今回の破産申請に至りました。
近年、自動車業界ではEV化の進展により、内燃機関向け部品の需要が減少し、それに伴い金型業界の受注構造も変化しております。従来の業務形態を維持することが難しくなっており、同社もその影響を大きく受けました。また、製造業全般で慢性的な人手不足が続くなか、熟練技術者の確保が困難となり、さらに原材料価格や光熱費の高騰が経営を圧迫し、資金繰りの悪化を加速させました。こうした厳しい経営環境のもと、事業継続を断念せざるを得ない状況となりました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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