

(株)ショウワほか1社の概要
法人名:(株)ショウワ、(株)ショウワテクノ
所在地:兵庫県尼崎市久々知西町
代表者名:藤村俊秀(社長)
業種:工業用洗浄システム製造
倒産形態:破産申請へ
負債総額:19億169万円(2社合計)
(株)ショウワほか1社について
(株)ショウワと関連会社の(株)ショウワテクノは、2025年2月28日をもって事業を停止し、破産申請の準備を進めています。破産手続きは、丹羽浩介弁護士(弁護士法人興和法律事務所)に一任されました。
負債総額は、ショウワが16億663万円(2024年4月期決算時点)、ショウワテクノが2億9506万円(2024年5月期決算時点)で、2社合計19億169万円にのぼります。
ショウワは1954年に創業し、業務用洗浄機の企画・設計・製造をはじめ、センサーやロボット開発など、ニッチな分野で独自の技術を展開してきました。特に、大型洗浄機の分野では高いシェアを誇り、大手食品メーカーを中心に顧客基盤を築いていました。
2021年4月期には、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてマスク製造を開始し、売上高15億7375万円を計上しましたが、過年度分の減価償却を計上した影響で1086万円の赤字に転落。その後、2022年4月期、2023年4月期はマスク需要の低下やセンサーの供給不足による影響を受け、業績が縮小しました。
2024年4月期には価格転嫁が奏功し売上高15億144万円を計上しましたが、転嫁時期のズレから1億3083万円の赤字を計上し、1億947万円の債務超過に陥りました。その後、資金繰りが悪化し、事業継続が困難となったため、今回の措置となりました。
なお、ショウワテクノは製缶板金加工を手掛けていましたが、ショウワと同様に事業継続が難しくなり、同じ措置を取ることになりました。

売掛金保証サービス「URIHO(ウリホ)」は、取引先の倒産や未入金時に取引代金を代わりにお支払いするサービスです。事前に取引先に保証をかけておくことで、与信管理をしなくても安心して取引を行うことができます。また、督促業務に時間や労力を割く必要がなくなり、営業活動に集中することが可能です。
また、URIHOはすべての手続きがWeb上で完結し、スピーディに利用開始することが可能です。売掛金の回収にご不安がある場合は一度導入をご検討ください。
※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
関連記事
