阪神管財(株)(旧:(株)オプト・システム)が 特別清算開始決定

法人名:阪神管財(株)(旧:(株)オプト・システム)
所在地:京都府京田辺市三山木野神86-1
設立:1980年11月
資本金:8,350万円
代表者名:大竹政則(代表清算人)
業種:半導体検査装置製造
倒産形態:特別清算開始決定
負債総額:21億7,352万円
阪神管財(株)は、2025年5月20日、京都地方裁判所より特別清算開始決定を受けました。負債総額は、2024年12月末時点で21億7,352万円にのぼります。
同社は1976年6月、東京都保谷市(現:西東京市)で創業し、「(株)佐藤電子」の商号で設立。1987年11月には「(株)オプト・システム」に商号変更し、2000年9月に京都府京田辺市へ本社を移転しました。
主に半導体検査装置を中心に、電子ディスプレー検査装置やチップ加工装置などの設計・開発・製造を行い、国内の大手電機メーカーや商社、自動車部品メーカーなどとの取引を構築。2004年10月期にはピークとなる売上高43億6,784万円を計上しました。
しかしその後は、同業他社との競争激化により製品単価が下落し、加えて取引先の生産調整の影響も受けて減収傾向が続きました。2013年10月期には売上高10億2,520万円に対し、7億581万円の赤字を計上し債務超過に転落しました。
その後、生産能力の強化を目的に、M&Aで5社を吸収合併するなど積極的な投資を進めたものの、計画通りの受注を得られず業績は改善せず、赤字が続く状態となっていました。
経営再建を目指し、金融機関の支援に加えて日本ベアリング(株)をスポンサーに迎え、2016年4月には新たに「(株)オプト・システム」を設立し、事業を移管しました。
その後、同社は保有資産の売却を進めたうえで、2024年12月30日に現商号へ変更。翌12月31日には株主総会で解散を決議しており、今回の特別清算手続きに至りました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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