(株)大岡屋が破産開始決定
2024/12/12
(株)大岡屋は1909年に創業した老舗酒類問屋で、地域に根ざした経営を続け、最盛期の1998年3月期には売上高約325億円を計上するなど、業界内で一定の存在感を示していました。しかし、酒類専売に関する法改正により、食品スーパーやコンビニエンスストアでの酒類販売が進み、専売業者としての優位性を失うことになりました。この影響を受け、2007年6月には主力だった酒類卸売事業を他社に譲渡し、コンビニエンスストア経営や飲食店運営への事業転換を図りましたが、十分な成果を上げることはできませんでした。
事業転換後も業績は低迷を続け、2024年3月期には売上高約11億700万円、最終赤字7800万円を計上。収益性の低下や競争の激化により財務基盤は脆弱化し、資金調達にも限界が訪れました。こうした中で、2024年12月2日に名古屋地裁岡崎支部より破産開始決定が下され、破産管財人には梅村浩司弁護士(けやき通り法律事務所)が選任されました。
売掛金保証サービス「URIHO(ウリホ)」は、取引先の倒産や未入金時に取引代金を代わりにお支払いするサービスです。事前に取引先に保証をかけておくことで、与信管理をしなくても安心して取引を行うことができます。また、督促業務に時間や労力を割く必要がなくなり、営業活動に集中することが可能です。
また、URIHOはすべての手続きがWeb上で完結し、スピーディに利用開始することが可能です。売掛金の回収にご不安がある場合は一度導入をご検討ください。
※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
関連記事