北九州アッシュリサイクルシステムズ（株）が特別清算開始決定

企業概要

法人名：北九州アッシュリサイクルシステムズ（株）
所在地：福岡県北九州市戸畑区初音町8-18
代表者名：島田博宣（代表清算人）
業種：産業廃棄物処分業
資本金：1億円
設立：2017（平成29）年4月
倒産形態：特別清算開始決定
負債総額：30億2,157万円（2024年3月期決算時点）

北九州アッシュリサイクルシステムズ（株）について

北九州アッシュリサイクルシステムズ（株）は、三菱マテリアル（株）および（株）麻生の出資により2017年に設立された産業廃棄物処分会社です。独自の洗浄技術を用いて、産業廃棄物の焼却時に発生する高塩素濃度の焼却飛灰を低濃度化し、セメント工場での完全リサイクルを実現することで、最終処分場の延命化を図ることを目的としていました。

2018年4月には、1日あたり最大処理能力116トンを有する焼却飛灰処理施設の営業運転を開始。洗浄後の焼却飛灰は、三菱マテリアルの九州工場など近隣のセメント工場にてリサイクル活用される計画でした。

しかし、初期投資の負担が大きく、2019年3月期から赤字を計上。以降も単年度黒字を実現できず、営業面は振るわない状況が続いていました。2024年3月期には19億5,785万円の最終赤字を計上し、債務超過に転落しました。

業績改善の見通しが立たないことから、2024年5月1日付で事業を終了し、2025年3月31日の株主総会で解散を決議。6月27日、福岡地裁小倉支部より特別清算開始決定を受けました。負債総額は30億2,157万円にのぼります。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「ＴＳＲ情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。

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