(株)片岡製作所が民事再生法申請

法人名:(株)片岡製作所
所在地:京都市南区久世築山町140
代表者名:西則男(代表取締役)
業種:レーザー加工装置製造ほか
資本金:4億8,570万円
設立:1968(昭和43)年11月
倒産形態:民事再生法申請
負債総額:116億7,341万円(2025年1月期決算時点)
1968年8月創業の(株)片岡製作所は、レーザー技術を中核に、各種製造設備の開発・設計・製造を行う企業として事業を展開。主に、超精密穴あけ装置や青色レーザー溶接装置、ペロブスカイト太陽電池レーザーパターニング装置などのレーザー加工機と、二次電池検査システムの2部門を主力としていました。
また、イタリア・中国・台湾・アメリカ・ベトナムに現地法人を、韓国には代理店を設置するなど、グローバルに展開。総合商社系専門商社や大手メーカーとの取引を通じて、2018年1月期には売上高110億3,165万円を計上していました。
しかし、エンドユーザーの設備投資動向に大きく左右される事業構造のなか、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響を受け、2021年1月期には売上高が55億2,283万円まで落ち込みました。その後、2025年1月期には投資の回復により82億3,604万円まで回復したものの、2025年4月に海外企業からの入金が遅延し、資金繰りが急速に悪化。4月末の手形決済を延期するよう一部取引先に要請するなどしたものの、資金ショートが発生しました。
5月28日にはバンクミーティングを開催し支援を要請しましたが、協議は難航。こうした経緯から、7月25日に京都地裁へ民事再生法の適用を申請するに至りました。
現在も営業は継続しており、今後は民事再生手続きの中でスポンサーを募る方針としています。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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