(株)ミエルが破産開始決定

(株)ミエルは、8月19日に仙台地裁へ破産を申請し、同日に破産開始決定を受けました。破産管財人には曽我陽一弁護士(藤田・曽我法律事務所)が選任されました。
同社は2002年2月に創業し、「良いもの、オシャレ、値ごろ感、大人のカジュアルウェア」をコンセプトにメンズアパレルブランド「M.A.G」を立ち上げ、東北地区を中心に大手百貨店などに店舗を展開していました。近年は多店舗展開を精査しながらOEMへと軸を移し、大手小売店とのタイアップで体制を構築。2015年7月期には売上高11億8,522万円を計上するなど、関西圏の企業から紳士服部門の営業基盤を引き継ぎ、西日本での販路も獲得することで、商圏を全国に広げていました。
しかし、物価高による仕入コスト増や人件費負担の重さが経営を圧迫。2024年7月期は売上高9億7,991万円に対して1,060万円の赤字を計上し、2025年に入っても同業他社との競争が激化するなど厳しい環境が続いていました。その結果、資金繰りが限界に達し、今回の措置となりました。
なお、関連会社の(株)ミエルインターナショナル(仙台市若林区卸町2-1-16、設立2017年2月、資本金300万円、同社長)も、近日中に仙台地裁へ破産を申請する予定です。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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