(株)東京技官が破産申請

(株)東京技官は、7月7日までに破産手続を片山卓朗弁護士(奥・片山・佐藤法律事務所)ほかに一任しました。
同社は左官工事を主体に、内装工事、建築工事やマンションの大規模修繕工事を手掛けるほか、表面強化材の塗布、劣化診断、特殊建築物調査、長期修繕計画の策定なども行っていました。大手ゼネコンからの下請受注を中心に完工高を伸ばし、2023年12月期にはピークとなる完工高13億6,665万円を計上。
しかし、同期には複数案件で不採算工事が発生したことから2億5,521万円の最終赤字を計上し、債務超過に転落しました。2024年12月期は完工高10億9,879万円を計上し黒字転換を果たしましたが、依然として債務超過の状態が続いていました。
今期は受注環境自体は堅調でしたが、コスト高の影響で利益が伸び悩み、資金繰りがひっ迫。債務支払の遅延が表面化したことで、今回の措置となりました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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