(株)牛津蒲鉾が破産申請

(株)牛津蒲鉾は、9月1日に事業を停止し、破産手続きを安部茂弁護士ほか4名(弁護士法人いつき法律事務所)に一任しました。
同社は1934年9月に創業した蒲鉾製造業者で、老舗企業として相応の知名度を有し、食品メーカーや商社などに販路を築き、ピーク時の2008年8月期には売上高13億860万円を計上していました。しかし、競争激化により採算性が悪化し、設備投資負担や不良債権の発生も重なり、不安定な経営が続いていました。
取引行の支援を受けながら再建を目指しましたが、2021年8月期には「新型コロナウイルス」感染拡大の影響で学校や海外向けの需要が落ち込み、売上高は10億円を割り込みました。2022年8月期には売上高が約8億7,200万円に低下するとともに、約1億1,800万円の赤字を計上。2023年8月期以降は売上高が回復したものの、原材料などのコスト増を価格転嫁できず、赤字が続いていました。
さらに、売掛金や原材料も担保に提供して資金調達を行っていましたが、赤字解消と借入金圧縮のめどが立たず、最終的に事業継続を断念するに至りました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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