中央建設(株)の概要
法人名: 中央建設(株)
所在地: 東京都港区芝2-1-30
代表者名: 渡部功治
事業内容: 総合建設業
設立: 1965(昭和40)年3月
資本金: 3,800万円
負債総額: 約53億円
倒産形態: 民事再生法申請
中央建設(株)について
中央建設(株)は2025年11月7日、東京地方裁判所へ民事再生法の適用を申請し、同日付で監督命令を受けました。申請代理人は中村信雄弁護士(サン綜合法律事務所)、監督委員には三枝知央弁護士(はぜのき法律事務所)が選任されています。負債総額は約53億円にのぼります。
同社は1938年に愛媛県で個人創業され、1965年に法人化した老舗建設会社です。長年にわたり愛媛県内の公共事業を中心に元請工事を手がけてきましたが、2008年に現代表へ交代後は積極的な受注拡大に動き、2011年には東京へ営業拠点を移転。関東・東北エリアでの民間元請工事や大手ゼネコンの下請受注も広げ、事業規模を伸ばしました。
さらに、2018年には本社を東京へ移転し、四国支店を設置。2021年には持株会社体制へ移行し、建設・不動産関連企業との資本業務提携も進めるなど、グループとしての規模拡大に注力していました。
2025年6月期には完工高97億9,204万円と過去最高を記録した一方、事業拡大に伴う運転資金需要の増大で資金繰りの悪化が指摘されていました。そうした状況下、2025年2月にはAMGホールディングス(株)が当社の子会社化に向け基本合意書を締結していましたが、同年6月、ガバナンス強化に必要な人材確保が整わないことなどを理由に合意が解除され、支援計画は白紙となりました。
その後も資金繰りは改善せず、支払手形の決済資金を確保できない状況が明らかとなり、今回の民事再生法申請に至ったものです。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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