

丸喜食品(株)の概要
- 法人名:丸喜食品(株)
- 所在地:静岡県富士市宮下237
- 代表者名:佐野美香子(社長)
- 業種:豆腐製品製造
- 資本金:1800万円
- 倒産形態:破産開始決定
- 負債総額:約11億円
丸喜食品(株)について
1914年創業の丸喜食品(株)は、老舗の豆腐製品製造業者として、油揚を主力製品に豆腐や味付け稲荷、レトルト食品など多様な商品を展開してきました。食品商社や県内外の量販店、学校給食業者など幅広い営業基盤を築き、最盛期の1999年3月期には売上高約19億2000万円を記録しました。しかし2000年代以降、競争激化や豆腐製品の需要減少により業績が徐々に悪化。2005年3月期には惣菜部門からの撤退に伴う不良在庫の処分などで約7億3000万円の大幅な赤字を計上し、以降は債務超過に転落しました。業績回復を目指したものの、2024年3月期の売上高は約8億3000万円にまで落ち込み、ピーク時の半分以下となっていました。
この間、採算悪化が続き、金融機関への約定返済も困難となり、返済スケジュールの見直しが行われていましたが、近年の原材料価格の高騰が追い打ちをかけ、資金繰りが限界に達しました。その結果、2025年1月6日に静岡地裁富士支部より破産開始決定が下されるに至りました。破産管財人には長橋順弁護士(長橋法律事務所)が選任されています。
豆腐製品業界は低価格競争が激化しており、国内市場では需要の減退も続いていました。また、健康志向の高まりによる新商品開発やマーケティングへの対応が不十分だったことも苦境を招いたと考えられます。さらに、近年の原材料価格の上昇により製造コストが増加したことが致命的となり、業績回復の見込みが立たなくなった結果、長期的な事業継続が困難となり、今回の破産に至りました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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