稲山織物(株)の概要
法人名: 稲山織物(株)
所在地: 福井県大野市春日64-50
代表者名: 稲山幹夫社長
事業内容: 合繊織物製造販売
設立: 1962(昭和37)年12月
資本金: 5,000万円
負債総額: 10億3634万円
倒産形態: 破産開始決定
稲山織物(株)について
稲山織物(株)は2025年10月28日に福井地方裁判所へ破産を申請し、10月30日に破産開始決定を受けました。破産管財人には吉川奈奈弁護士(杉原・きっかわ法律事務所)が選任されています。
同社は1932年11月創業の地区古参企業で、スポーツ衣料・ユニフォーム衣料向けの機能性素材や高級婦人衣料向け素材を中心に、ポリエステル・アセテート・レーヨン・キュプラなどの合繊織物の製造販売を展開。ピーク時の1993年3月期には売上高約28億円を計上していました。
しかし、その後は海外生産品との競争激化による影響で売上が後退し、赤字を計上する年が続きました。織物を基盤に関連分野への事業展開を図り、技術・設備とデザイン・情報を融合することで産地提案型のテキスタイル企業への転換を進めたほか、交通安全ポンチョなどの縫製品のネット販売にも着手しましたが、業績改善には至りませんでした。
2023年3月期には売上高が5億円台にまで落ち込み、以降も業況は回復せず、2025年10月中旬頃には事業を停止。資金繰りが限界に達し、今回の措置となりました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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