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「サンヨーエンジニアリング株式会社」が再度の資金ショート

法人名 : サンヨーエンジニアリング株式会社

所在地 :静岡県浜松市西区大久保町1202-10

代表者名:高橋正樹

業種  :プレス用金型製造

資本金 :1325万円

種別  :再度の資金ショート

負債総額:約12億円

 

サンヨーエンジニアリング株式会社は再度の資金ショートを起こし12月15日、行き詰りを表面化しました。負債総額は2021年7月期決算時点で約12億円となっています。

 

同社は1983年設立、各種プレス金型の設計製造および板金試作、レーザー加工、二次元・三次元加工を一貫して手掛け、二輪・四輪自動車の部品関連企業を中心に営業基盤を築いていました。2004年8月に浜松工業団地内へ本社を移転し生産性の向上を図ったほか、2013年10月にはサンヨーエンジニアリング・タイランドを設立し、東南アジアに進出しました。

 

2018年10月に現代表が社長に就任して以降は、経営体質の改善に取り組んで新規先の開拓を推し進めましたが、2016年7月期に約12億6000万円だった売上高は、取引先や請負内容の見直しによる受注選別もあり、2021年7月期には6億3677万円まで減少していました。利益重視への方針転換による効果も薄く、2019年7月期以降は連続赤字を計上し資金繰りが悪化。さらに、タイの子会社も業況が冴えず撤退を余儀なくされました。

 

こうしたなか、経営方針をめぐって社内トラブルが生じたことを発端に2022年8月9日、全社員を解雇。その後は一部社員を再度雇用して事業を続けていましたが、待遇面で不満を持つ社員の離脱が相次ぎました。10月ごろには保有機械を売却して資金調達を行うなどしていましたが、支えきれず今回の事態となりました。

 

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。

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