(株)匠牧場の概要
法人名:株式会社匠牧場
所在地:大分県杵築市山香町野原4662-198
代表者名:片桐和彦
業種:畜産業
設立:2016(平成28)年10月
資本金:1000万円
倒産形態:民事再生法申請
負債総額:約12億3000万円
(株)匠牧場について
(株)匠牧場は、大分地裁に民事再生法の適用を申請し、11月27日、監督命令を受けました。監督委員には吉田祐治弁護士(弁護士法人吉田法律事務所)が選任されています。負債総額は、2025年7月期決算時点で約12億3000万円にのぼります。
同社は和牛肥育農場として、配合飼料に頼らず、独自の飼料配合を研究・開発してきました。焼酎かすなどのエコフィードや国産穀類を活用したオリジナル飼料を自社で調整することで、高品質な和牛の生産を実現。その品質は県内品評会で2年連続グランプリを受賞するなど高く評価され、県外の焼肉店から全頭買取の打診を受けるなど、事業規模を拡大していました。
黒毛和種約700頭規模の生産体制を整備し、2022年7月期には売上高約5億円を計上していましたが、その後は飼料価格の高騰により生産コストが大幅に上昇。採算性は低調に推移し、多額の累積赤字を抱えるなど業況は悪化していました。
こうした状況を受け、債務圧縮を伴う事業再生が必要と判断し、今回の民事再生法申請に至りました。
なお、今後は県外企業をスポンサーとし、経営の立て直しを図っていくとしています。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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