(株)ケンショウほか1社が会社更生法申請

法人名:(株)ケンショウ
所在地:大阪府大阪市中央区大手前1-7-31
代表者名:熱田敏広社長
業種:設備工事ほか
資本金:4000万円
倒産形態:会社更生法申請
負債総額:約26億3100万円(単体)
法人名:(株)タガヤス
所在地:同上
代表者名:澁谷聡社長
業種:植物工場運営
資本金:300万円
倒産形態:会社更生法申請
負債総額:約2億7800万円(単体)
※2社合計の負債総額は約29億900万円
設備工事業を手がける(株)ケンショウと、その関連会社で植物工場事業を営む(株)タガヤスは、2025年4月25日付で大阪地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。
申請代理人は渡邊直樹弁護士ら(きっかわ法律事務所)。保全管理人には同事務所の山本幸治弁護士が、調査委員には稲田正毅弁護士(共栄法律事務所)がそれぞれ選任されている。
ケンショウは、代表者の個人事業を法人化し2005年に設立。大手・中堅ゼネコンからの受注を重ね、業容を拡大していた。しかし、規模拡大に伴う前払金の増加や建設コスト・販管費の上昇が収益を圧迫。さらには新規事業として設立した関連会社タガヤスの植物工場で、工場設計やシステム開発の不備が相次ぎ、市場への農作物出荷が遅延。これによりタガヤスへの資金支援がかさみ、ケンショウ本体の資金繰りも悪化した。
両社は資金確保を模索したが、金融機関からの追加融資が得られず、経営再建のため会社更生手続きを選択。今後はスポンサー企業の選定を急ぎ、再建を目指すとしている。
なお、タガヤスは「星のブーケレタス」の名で水耕栽培のレタス製造・販売を行っていたが、今回の措置はケンショウに連鎖する形となった。他の関連会社に関しては現時点で申請は行われていない。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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