1.2027年3月末、日本ビジネスの「聖域」が消滅する
現在、日本の商慣習は歴史的な転換点を迎えています。政府(経済産業省)および金融界の方針により、
2027年3月末をもって、手形交換所における紙の手形・小切手の取扱いは事実上終了します。
すでに多くの金融機関では、すでに多くの金融機関では、2025年9月をもって手形・小切手帳の新規発行を終了しています。
また、政府は2024年11月から「下請代金の支払はできる限り現金で行う」とする通達を出しており、手形そのものへの風当たりが急激に強まっています。
現場では「次回の決済からどうするか」という議論が不可避となっています。
2.なぜ「紙の手形廃止」で取引リスクが激増するのか?
事務負担の軽減や印紙税の削減というメリットの裏で、売り手企業は「債権回収」における最強の武器を失おうとしています。
① 「支払優先順位」の後退という恐怖
これまでの買い手企業は、資金が不足していても「手形だけは不渡りを出せない(=2回で事実上の倒産)」と、最優先で決済を行ってきました。
しかし、ペナルティのない「振込」に移行すれば、
「今月は厳しいから、不渡りリスクのない振込先(貴社)への支払いを少し待ってもらおう」という心理的甘えが生じやすくなります。
② 「銀行の督促代行」がなくなる2027年問題
手形交換所が機能停止する2027年4月以降、銀行が「取引停止処分」という形で強制的に支払いを促す仕組みは消滅します。
これまでは銀行という「公的システム」が督促を肩代わりしてくれていたと言えますが、これからは万が一の遅延の際、貴社が自力で督促・交渉・回収を行わなければならない「完全自己責任時代」に突入します。
③ 隠れた「移行コスト」と事務の混乱
でんさい(電子記録債権)への移行には、インターネットバンキングの利用料や、でんさい利用手数料が発生します。
このコストを嫌う中小企業が「単純な振込」への変更を強く希望するケースが増えています。
しかし、振込への変更を安易に受け入れることは、「保証のない裸の債権」を抱えることに他なりません。

3.解決策:「裏」で、URIHO(売掛保証)で自衛する
取引先に決済変更をお願いするのは事務的な手続きですが、
それだけで安心するのは禁物です。賢い経営者は、表向きはスムーズに決済移行を進めつつ、
裏側でURIHO(売掛保証)をかけ、安全網を再構築しています。
「振込」に潜むリスクを無効化
不渡り処分がなくなる振込決済でも、URIHOがあれば「支払い遅延」が発生した時点で保証が適用されます。
コスト削減分を「安心」へ再投資
手形廃止に伴い、管理や取立にかかる事務工数、あるいは一部発生していた返送費用や印紙代等のコストが削減されます。
これらをURIHOの保証料に充てることで、実質的な追加負担を抑えつつ、手形時代よりも強固なリスク管理が可能です。
4.【実務ツール】そのまま使える「決済手段変更」の案内テンプレート
取引先に決済手段の変更(手形から「でんさい」や「振込」へ)を依頼するための、標準的なテンプレートです。角を立てず、社会的な要請に基づいた変更であることを伝えます。
▼決済方法の変更に関するご案内
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件名: 【重要】約束手形の利用廃止に伴う決済方法変更のお願い
本文: 拝啓 貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて、政府方針による2026年度末までの約束手形利用廃止、
および昨今の各金融機関における手形・小切手帳の発行停止を受けまして、
弊社においても決済方法を下記の通り変更させていただく運びとなりました。
従来、紙の約束手形にて頂戴しておりました代金決済につきまして、
今後の新規取引分より順次、「でんさい(電子記録債権)」または「銀行振込」への切り替えをお願いしたく存じます。
【変更内容】
切替時期:202X年X月以降の発生債権より
新決済手段:でんさい、または銀行振込(別途ご相談)
備考:詳細な登録手続き等については、別途担当よりご連絡いたします
制度の大きな節目における変更となりますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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5.まとめ:2027年を「丸腰」で迎えないために
「手形がなくなる」というニュースは、単なる事務手続きの変更ではありません。「銀行が支払いを担保してくれた時代」が終わり、「自社でリスクをコントロールする時代」が始まったことを意味します。
この転換期において、URIHOを導入することは単なるリスク回避以上のベネフィットをもたらします。
「督促」という精神的苦痛からの解放 支払いが1日でも遅れたとき、相手に電話をかける心理的負担は計り知れません。
URIHOがあれば、遅延が発生した時点で保証がカバーするため、経営者は不毛な督促作業ではなく、本来の「攻めの経営」に集中できます。
「手形以上の安心」を全ての取引に 手形には不渡り処分がありましたが、全ての取引が手形だったわけではありません。
URIHOなら、振込決済の取引も含め、全社的な安全網を構築できます。
これは「手形時代よりも強固な守り」を手に入れるチャンスでもあります。
攻めの営業を支える「信用の盾」 「決済が振込に変わるなら、新規取引は慎重に……」と足踏みする必要はありません。
URIHOが与信をバックアップすることで、未知の相手や新しい市場に対しても、自信を持って取引を拡大していくことができます。
2027年4月、手形交換所という守護神がいなくなった世界で、貴社を守れるのは自ら用意した「盾」だけです。
まずは今回のテンプレートを活用してスムーズな決済移行を進めつつ、その裏側で「未回収に怯えない経営」をURIHOと共に実現しませんか?