法人名　：ソイ＆ワールド株式会社

所在地　：東京都港区虎ノ門3-18-21

代表者名：三坂大作

業種　　：大豆加工食品企画販売

資本金　：8200万円

種別　　：破産開始決定

負債総額：約5億円

　

ソイ＆ワールド株式会社は10月12日東京地裁より破産開始決定を受けました。負債総額は負債者16名に対し、約5億円となっています。

　

同社は2010年創業大豆加工食品の企画販売を行っていました。無添加の大豆ペースト「MotherSoya」を開発し、日本国内の食品メーカーに販売するほか、ハラール市場を見据えてブルネイへの輸出も行っていました。設立以降、事業を拡大し、2013年6月期には売上高約1億円をあげましたが、商品開発のための先行投資負担が重く、赤字を計上し続けていました。

　

こうした中2015年にはブルネイ政府の省庁再編により取引が終了し、事業環境が悪化。また、輸出時にトラブルが発生するなど、思うように事業を展開することができなくなりました。2020年以降は「新型コロナウイルス」感染拡大の影響により状況はさらに厳しくなり、今回の措置となりました。

　

今回の倒産は新型コロナウイルス感染拡大に端を発します。

東京商工リサーチの調査によりますと2022年度上半期（4~9月）の新型コロナウイルス関連の倒産件数は1121件と前年同期比36.3%増加し、9月は過去最多の210件となっています。これは今回のソイ＆ワールド株式会社の倒産にも大きく関わっていると考えられます。

　

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「ＴＳＲ情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。