法人名 :株式会社美味芋本舗
所在地 :鹿児島県鹿児島市平川町1610-1
代表者名:小牧昭二
業種 :菓子製造
資本金 :400万円
種別 :破産申請へ
負債総額:約3億円
株式会社美味芋本舗は12月15日、事業を停止し、破産手続きを湯ノ口穰弁護士に一任しました。負債総額は約3億円となっています。
同社は1997年設立。黒蜜を生地に練り込んでじっくり揚げた揚げ饅頭「花林糖饅頭」を代表銘菓として、スイートポテト、チーズスティックタルト、ロールケーキなどを製造していました。全国の空港売店に販路を築くほか、「美味芋本舗」「薩摩じねんや」「ココロール」の店名で小売店舗を展開し、一時7店舗を有していました。また、2007年5月には工場を併設した現在地に本社を移転しました。
2009年2月にはジネン・コーポレーション株式会社を設立し、小売り部門を分社化しましたが、採算悪化により経営基盤が安定せず、不採算店舗を順次閉鎖し3店舗体制で運営していました。また、2018年10月には同社を吸収合併するなど、事業再編に乗り出しました。
こうした取り組みを図っていたなか、「新型コロナウイルス」感染拡大により鹿児島県への観光客が減少し、土産物需要が低迷。さらに、自社店舗での販売も落ち込み、2021年9月期の売上高はピーク時の半額以下となる約1億円にとどまりました。債務超過の状況下、借入返済のめどが立たず、先行きが不透明なことから、今回の措置となりました。
東京商工リサーチの調査によりますと、2022年の「食品業」の倒産(負債1000万円以上)は、535件と3年ぶりに前年を上回りました。これは今回の株式会社美味芋本舗事業停止にも大きく関わっていると考えられます。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。