URIHO BLOG.

業界情報

「株式会社新拓テクノス」が破産開始決定 アイアンショックのあおりを受けた形か


法人名 :株式会社新拓テクノス

所在地 :鹿児島県鹿児島市山田町3398-4

代表者名:平尾幸英

業種  :板金工事、内装工事ほか

資本金 :1600万円

種別  :破産開始決定

負債総額:約12億2000万円

 

 

株式会社新拓テクノスは、主に建物新築における板金工事や内装工事を手掛ける会社です。2022年3月9日に鹿児島地裁へ破産を申請しました。

 

同社は1991年の設立以降、福岡県と沖縄県に支社を開設し県外での受注基盤を確立していきました。最盛期の2012年8月期には17億円以上の売上高を計上していましたが、経営環境が悪化し2020年8月期以降は7億円台まで売り上げが落ち込みました。

また多くの借入金も抱えていたことから、厳しい資金繰りへと陥ります。資金ショートを起こし2022年3月3日に行き詰まりを表面化。今回の措置となりました。

 

この資金ショートの要因として、外注費や人件費、建設資材価格の上昇による利益圧迫が挙げられます。

特に建設資材価格の上昇は建設業界全体に大きな影響を及ぼしています。2021年ごろから「ウッドショック」「アイアンショック」がにわかに騒がれだしました。

これはアフターコロナにおける世界経済の急速な復興の中で需給がひっ迫し、木材や鋼材の価格が急騰していることを指します。板金に利用される鋼材の高騰は、板金工事を主とする同社にとっては大きな痛手であったと考えられます。さらに現在の不安定な世界情勢の中では、物資の流通が滞り今後さらに物価が上昇する恐れがあります。

 

このような状況においては、建設業に限らず、企業は今まで以上にキャッシュフローを意識し、資金繰りをうまく行う必要があるでしょう。

 

 

取引先の倒産から身を守るためには

取引先の倒産による未入金の発生は、経営者にとって死活問題です。

だからといって、取引先を選ぶ余裕のある企業は少ないのではないでしょうか。

「売上を上げたい」、でも「取引先の倒産は怖い」、「信用できる会社とだけ取引したい」。

そんなジレンマを解決するのが売掛金保証サービス「URIHO(ウリホ)」です。

URIHOは、取引代金の未入金時に代わりにお支払いする売掛保証サービスで、未入金リスクの解消だけでなく、売上拡大や与信管理業務効率化も後押しします。

さらに、URIHOはWeb完結にすることで営業コストを下げて、今までにない低価格でサービスを提供しています。会員登録~保証の申し込みなど、すべての手続きがWebで完結するのでスピーディに保証を利用することが可能です。

この機会に試してみてはいかがでしょうか。

 

※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、記事を作成しております。

関連記事

注目の記事

【初心者必見】債権回収における…
売掛金への担保設定で「貸倒れ」…
債権回収業者(サービサー)とは…
工事代金未払いは契約書なしでも…