リスク管理
#売掛金#債権回収
2026/02/26
B2Bビジネスにおいて、避けて通れないのが「未回収リスク」と「膨大な請求業務」です。これらを解決する2つの強力な手段、「売掛保証」と「決済代行」。
「どちらも代金を保証してくれるんでしょ?」と思われがちですが、その役割は「リスクヘッジの保険」か「攻めのためのアウトソーシング」かという大きな違いがあります。
両方のサービスを運営するラクーンフィナンシャルの視点から、貴社のフェーズに合わせた最適な選択基準を徹底解説します。
1. ひと目でわかる比較表:機能と役割の違い
まずは、両サービスの全体像を比較してみましょう。
| 比較項目 | 売掛保証(URIHOなど) | B2B決済代行(Paidなど) |
| コンセプト | 「万が一」に備える保険 | 請求業務の「全自動化」 |
| 主な機能 | 未回収時の代金支払い | 与信・請求・回収・督促・保証 |
| 社内フロー | 変更なし(今のまま) | 一新(代行会社へ丸投げ) |
| 取引先への告知 | 不要(内密に導入可能) | 必要(振込先が変わるため) |
| コスト構造 | 月額固定(保証枠による) | 決済手数料(売上の○%) |
| 向いている取引 | 大口取引、特定の重要顧客 | 小口取引、大量の取引先、新規顧客 |
2. 【ニーズ診断】あなたはどっち?自社の「本当の課題」に気づくサイン
以下の項目で、より多く当てはまる方が貴社の進むべき道です。
A. 「売掛保証」が必要な会社(リスク管理型)
- [1] 特定の大口顧客がいる。もしそこが倒産したら連鎖倒産しかねない。
- [2] 社内の経理体制は整っている。 請求書発行や入金管理に不満はない。
- [3] 取引先に導入を知られたくない。 信頼関係を最優先したい。
売掛保証の真価
既存の安定したフローを崩さず、「安心」だけを担保できる点にあります。
B. 「決済代行」が必要な会社(業務改革型)
- [1] 小口の取引先が急増し、月初に経理や営業が請求事務でパンクしている。
- [2] 新規取引のスピードを上げたい。 社内審査を待たずに、すぐ取引を開始したい。
- [3] 「督促」が最大のストレス。 入金遅延に対し、営業担当が電話するのが苦痛。
決済代行の真価
請求に関わる「時間」と「精神的負担」をゼロにし、リソースを営業活動に転換できる点にあります。

3. 導入事例で見る「選んだ理由」と「結果」
■ 売掛保証の成功事例:製造業 A社の場合
- 課題: 特定の販売店への売上が月間1,000万円超。業界不況で「もしも」が怖いが、前払い交渉は関係上できない。
- 導入の決め手: 取引先に知られずにリスクヘッジできる秘匿性。
- 結果: 月額数万円のコストで1,000万円の保証枠を確保。経営陣が安心して攻めの経営ができるようになった。
■ 決済代行の成功事例:SaaS提供(IT) B社の場合
- 課題: 取引先が1,000社へ急増。毎月の請求書発行と入金消込に月40時間以上を費やしていた。
- 導入の決め手: 与信から督促まで、一切の事務が消滅する効率性。
- 結果: 請求業務が自動化され、事務工数が実質ゼロに。営業担当はカスタマーサクセスに専念できるようになった。
4. 【徹底比較】コストシミュレーション
コストを考える際は、単純な金額だけでなく「何に対する対価か」が重要です。
| 比較ケース | 売掛保証(URIHOなど) | B2B決済代行(Paidなど) |
| ①大口5社・売上1,000万 | 月額 約30,000円 (売上が増えてもコスト固定) | 月額 約200,000円 (手数料2%の場合。割高に感じる) |
| ②小口200社・売上1,000万 | 月額 約50,000円 + 人件費10万円〜(200社の事務) | 月額 約200,000円 (事務作業がゼロになるため妥当) |
- 売掛保証は「保険料」: キャッシュフローを守るための投資。
- 決済代行は「事務代行+保険料」: 現場の「時間」を買うための投資。
結論:両方のプロであるラクーンフィナンシャルへご相談を
世の中には「売掛保証だけ」「決済代行だけ」の会社は多く存在します。しかし、私たちはその両方を自社で開発・運営してきました。
- リスクを最小化したいのか?
- 事務コスト(手間)を最小化したいのか?
それぞれのサービスのメリット・デメリットを知り尽くしている私たちだからこそ、貴社の取引形態をヒアリングした上で、中立的な視点で「本当に最適なプラン」をご提案できます。
「うちはどっちのタイプ?」と思われたら、まずは私たちと一緒に現状を整理してみませんか?