

東部産業の概要
- 法人名:(有)東部産業
- 所在地:福岡県うきは市吉井町富永1779-1
- 代表者名:村田充(代表取締役)
- 業種:製材業、木材販売
- 資本金:300万円
- 倒産形態:破産申請
- 負債総額:約17億円
東部産業について
(有)東部産業は2月25日、事業を停止し、破産手続きを角倉潔弁護士(筑後リバー総合法律事務所)に一任しました。負債総額は約17億円です。
1924年に創業し、当初は樽・桶の製造販売を手掛けていましたが、その後、製材業に事業を転換しました。スギ専門の製材および木材販売業者として、各地の木材市場を通じて原木を仕入れ、製材から配送までを一貫して対応し、大手木材販売業者の指定製材工場として営業基盤を築いてきました。2011年3月には乾燥附帯設備機械など生産設備を充実させ、増産体制を強化するほか、2014年には住宅工務部を新設するなどして事業拡大し、2019年4月期には売上高約14億円を計上しました。
しかし、2020年4月期には新型コロナウイルス感染拡大の影響により製材および木材の販売が減少し、売上高は13億6781万円に低下。経費負担を吸収できず2447万円の赤字を計上したうえ、在庫負担や過去の製材機械などへの積極的な設備投資により、金融機関への依存度が高い財務体質が続いていました。
こうしたなか、ウッドショックの影響に加え、近年は地価や資材価格の高騰などにより住宅着工戸数が減少し、業況が一層悪化していました。資金繰りに行き詰まり、今回の措置となりました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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