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山形バイオマスエネルギー(株)が特別清算開始決定

山形バイオマス
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山形バイオマスエネルギーの概要

  • 法人名:山形バイオマスエネルギー(株)
  • 所在地:山形県上山市金谷字下河原1583-2
  • 代表者名:須田和雄(代表清算人)
  • 業種:木質バイオマス発電事業
  • 資本金:5000万円
  • 倒産形態:特別清算開始決定
  • 負債総額:約19億円

山形バイオマスエネルギーについて

山形バイオマスエネルギー株式会社は2月4日、山形地方裁判所より特別清算開始決定を受けました。負債総額は約19億円です。


同社は木質バイオマス発電事業を目的として、地元の建設会社などが中心となり2015年に設立されました。2019年度の本格稼働を目指し準備を進めていましたが、2019年2月に試験運転中のプラントで爆発事故が発生し、計画に大きな遅れが生じました。


さらに、2021年4月にはプラント施工を担当していた企業が倒産しました。これにより、発電所の完成が難しくなり、事業の方向性を見直さざるを得なくなりました。その後も稼働を模索しましたが、資金面や事業環境の悪化により、計画を再開することはできませんでした。


最終的に、2024年11月にはプラント設備を青森県内の企業に売却しました。事業の継続が不可能となったことから、同年12月6日に開催された株主総会において解散が決議され、その後2025年2月4日に特別清算開始決定を受けました。


木質バイオマス発電事業は、再生可能エネルギー分野の一環として注目される一方で、設備投資が巨額にのぼることや、燃料供給の安定確保、発電効率の問題など、多くの課題を抱えていました。

2019年の爆発事故は、事業計画の大幅な遅れを引き起こし、設備の補修や再稼働にも多額の追加資金を要しました。これが経営を圧迫した大きな要因と考えられます。


また、施工を担当していた企業が2021年に倒産したことで、設備の完成が不可能となり、事業計画そのものが頓挫しました。代替手段を模索しましたが、事業再開には至りませんでした。


最終的に、事業継続を断念し、設備を青森県内の企業に売却することで資産整理を進めましたが、累積負債は約19億円に達し、清算にいたりました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。


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