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(株)柴宇および(有)海幸が法的整理

(株)柴宇および関連会社(有)海幸
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(株)柴宇の概要

法人名:株式会社柴宇
所在地:鹿児島市桜島武町25-1
設立:1990年6月
資本金:1,500万円
代表者名:柴田宇孝(代表取締役)
業種:水産物(主にブリ・カンパチ)の販売
倒産形態:破産申請へ
負債総額:約7億8,000万円(2024年3月期決算時点)

(有)海幸の概要

所在地:鹿児島市桜島武町26-1
設立:2003年7月
資本金:300万円
代表者名:同上
業種:水産物(主にブリ・カンパチ)の養殖
倒産形態:民事再生法申請
負債総額:約18億円(2024年6月期決算時点)

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(株)柴宇および関連会社(有)海幸について

(株)柴宇は、1990年に設立され、主にブリやカンパチといった養殖魚の卸販売を主力とする水産物取扱企業です。鹿児島県内の海域で養殖を行う(有)海幸と連携し、同社が生産した養殖魚を柴宇が買い取り、販売する体制で事業を展開していました。加えて、柴宇は海幸への配合飼料の供給も担っており、両社は一体的に経営されていました。


しかし、近年は魚価の低迷や配合飼料をはじめとするコストの高騰により、両社の資金繰りが急速に悪化。海幸では運転資金の確保が困難となり、自力での資金調達が限界に達しました。柴宇は関連会社である海幸に対して経済的支援を継続していたものの、両社ともに収益基盤が揺らぎ、支援の継続も困難に。


最終的に、海幸は民事再生法の適用を申請し、2025年4月28日付で鹿児島地裁より監督命令を受けました。監督委員には西達也弁護士(南日本総合法律事務所)が選任されました。


一方の柴宇は、長期的な債務超過状態が続いていたことから、同日付で破産手続きを中紀人弁護士(金子・中・森本法律特許事務所)ほか4名に一任しました。


2社合計の負債総額は約25億8,000万円にのぼるとみられています。


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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。


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