

飛驒酪農農業(協)の概要
法人名:飛驒酪農農業(協)
所在地:岐阜県高山市新宮町3369
設立:1949年4月
出資総額:1億6,130万円
代表者名:岩長明宏(代表理事)
業種:牛乳・乳製品製造
倒産形態:破産開始決定
負債総額:約24億8,500万円
飛驒酪農農業(協)について
飛驒酪農農業(協)は、2025年5月28日に岐阜地方裁判所高山支部より破産開始決定を受けました。破産管財人には飯田洋弁護士(飯田洋法律事務所、岐阜県高山市上岡本町4-218-3、電話0577-32-7206)が選任されました。負債総額は2024年3月期末時点で約24億8,500万円にのぼります。
同組合は1929年5月に創業。牛乳および乳製品の製造販売を手がけ、「飛騨牛乳」のブランドで知られる乳製品メーカーでした。主に組合員や一般顧客に加え、岐阜県・愛知県のスーパーマーケット等へ製品を納入し、2015年3月期には売上高42億3,449万円を記録していました。
北陸および関西エリアへの販路拡大も進めていた一方で、2009年2月に建設した新工場による設備投資負担が経営を圧迫。加えて、酪農農家の減少や資材価格の高騰といった経営環境の悪化により、収益確保が困難となっていました。
こうした状況のなか、2025年3月20日をもって全ての製品の生産を終了し、事業の清算に向けて新たな法人設立を模索していましたが、スポンサー企業の支援を得ることができず、事業継続を断念。今回の破産手続きに至りました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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