

企業概要
法人名:株式会社やまぜんホームズ
所在地:三重県桑名市多度町下野代900
代表者名:前野一馬、ほか1名
業種:戸建住宅建築販売
資本金:5,750万円
設立:2003(平成15)年6月
負債総額:約18億円
(株)やまぜんホームズについて
株式会社やまぜんホームズは、8月6日に名古屋地裁へ破産を申請しました。申請代理人は大島真人弁護士ほか2名(弁護士法人すばる)が務めています。
同社は1978年創業の「やまぜん開発」を前身とし、戸建住宅事業を中心に順調に事業を拡大。積極的な営業とPR活動により三重県を代表するハウスビルダーに成長しました。三重県に加え愛知県、滋賀県にも展開し、飲食事業にも進出。2017年3月には東京証券取引所「TOKYO PRO Market」に株式上場を果たし、2019年7月期にはピークの売上高約67億7,200万円を計上しました。
しかし、飲食事業では不採算店舗が目立ち採算面が不安定に推移。住宅業界ではウッドショックによる住宅部材価格の高騰が響き、得意としていたローコスト住宅の受注が低迷。飲食部門の縮小も重なり売上は減少傾向となりました。
2024年3月に上場廃止を決定。2024年7月期は商品ラインアップ強化や大型分譲で挽回を図ったものの、人員減少による営業力低下と競合激化で苦戦。売上高は約20億8,900万円まで落ち込み、約3億9,200万円の赤字を計上し債務超過に転落しました。
2025年6月27日には資金繰り悪化に伴い協力業者への説明会が予定されていましたが急遽中止となり、動向が注目されていました。7月までに事業を停止し、今回の破産申請となりました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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