(株)ペンギンが破産開始決定

(株)ペンギンは2025年9月24日、東京地方裁判所より破産開始決定を受けました。破産管財人には山川龍一郎弁護士(山川・藤原法律事務所)が選任されています。
同社は1983(昭和58)年12月に設立され、不動産の売買や仲介業務を手がけていました。新宿区や渋谷区、杉並区に複数の賃貸物件を保有し、1991年9月期には売上高約54億4,000万円をあげるなど、バブル期には順調な業績を誇っていました。
しかし、バブル崩壊による地価下落で保有資産価値が大幅に毀損。順次不動産の売却を進めたものの、2000年9月期には90億5,478万円の債務超過に陥り、厳しい財務状況が続いていました。以降も資産売却と業容縮小を進めましたが、2011年9月期には売上高4,204万円に対し1億6,607万円の最終赤字を計上。債務超過額は79億3,508万円にまで拡大していました。
近年は賃貸仲介を主体に事業を継続していましたが、2020年9月期は売上高6,456万円にとどまり、3億1,642万円の最終赤字を計上。債務超過がさらに拡大し、資金繰りの改善が見込めない中、今回の破産開始決定に至りました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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