東九州電子工業(株)が特別清算開始決定

東九州電子工業(株)は、2025年8月21日に大分地方裁判所中津支部より特別清算開始決定を受けました。
同社は1984(昭和59)年12月に設立され、半導体製造のメッキ工程を中心に事業を展開。半導体メーカーとの取引を軸に受注基盤を築き、1997年7月にはタイ・ランプーン地区に現地法人を設立するなど、海外展開も進めていました。
しかし、その後の半導体市況の悪化により業績が低迷。2006年6月には自動車向けクロムメッキ事業、2008年9月には自動車向け亜鉛メッキ事業に参入するなど事業多角化を試みましたが、十分な回復には至りませんでした。加えて、関連企業の事業停止に伴う保証債務の弁済負担が重なり、資金繰りが大幅に悪化しました。
厳しい経営状況が続く中、2024年9月に関係先へ事業を譲渡。その後は清算手続きを進め、2025年4月14日に株主総会の決議により解散し、今回の特別清算開始決定に至りました。
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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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