（株）阪神服装が破産申請

（株）阪神服装の概要

法人名： （株）阪神服装
所在地： 兵庫県西宮市笠屋町23-39
代表者名： 伊原祐治（社長）
事業内容： 婦人服製造・販売
設立： 1985（昭和60）年10月
資本金： 4,000万円
負債総額： 62億6,170万円（2025年5月期決算時点）

（株）阪神服装について

（株）阪神服装は、2025年10月24日までに事業を停止し、破産申請に向けた手続きを幸寺覚弁護士（弁護士法人東町法律事務所）に一任しました。

同社は1973年に創業し、婦人服の製造・販売業者として事業を展開してきました。幅広い世代をターゲットに、商社経由のOEM生産を主体に事業基盤を構築。2011年5月期には売上高11億9,616万円を計上しています。

アパレル業界が不況に陥るなかでも、スポーツウェアや制服、さらには人気プロ野球球団関連グッズへの参入によって業容を拡大。2023年5月期には売上高37億8,773万円、2024年5月期には90億1,766万円を計上し、直近の2025年5月期には官公庁の入札案件獲得もあり、売上高232億8,799万円を公表していました。

しかし、急激な売上拡大に伴う資金需要の急増に対して、資金繰りが追い付かず悪化。取引条件の変更などで対応を試みたものの資金調達が限界に達し、事業継続は困難と判断され、今回の破産申請へと至りました。