エスケー(株)の概要
法人名:エスケー株式会社(旧:島田化成株式会社)
所在地:大阪府交野市幾野6-33-2
代表者名:嶋田健一(代表清算人)
業種:工業用洗剤製造・洗浄機械販売
設立:1963(昭和38)年2月
資本金:3000万円
倒産形態:特別清算開始決定
負債総額:12億7673万円
エスケー(株)について
エスケー(株)は、11月27日、大阪地裁より特別清算開始決定を受けました。
負債総額は12億7673万円(2023年12月期決算時点)にのぼります。
同社は、工業用洗剤の製造および各種洗浄機械の販売を手掛けていました。高い技術力と同業企業の少なさを背景に、大手自動車メーカーを中心とした営業基盤を構築し、1990年代後半から2000年代にかけては年間売上高15億円から20億円規模で推移していました。2005年12月期には、ピークとなる売上高約23億2000万円を計上しています。
しかし、自動車市況や得意先の設備投資動向に業績が左右されやすい体質に加え、製造子会社の島田化成装置(株)が、新商品開発に伴う費用負担などから恒常的な赤字を計上し、2017年11月1日に破産開始決定を受けました。この影響で多額の不良債権が発生し、同年12月期には債務超過へ転落しました。さらに、期中には取引先に対して2度にわたり支払条件の変更を申し出るなど、信用不安が広がっていました。
その後、グループ再編を進め、2019年3月に分社化して島田化工機(株)を設立し、洗浄機械の販売部門を同社へ移管しました。当社は一部取引先向けの機械販売を除き、工業用洗剤の製造に事業を特化していました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2020年12月期の売上高は10億5071万円まで減少しました。洗浄機械の販売が低迷した2022年12月期には、売上高が7億6405万円にまで落ち込み、厳しい経営環境が続いていました。
こうしたなか、2024年4月1日付で商号を島田化成(株)から現商号に変更し、新たに設立した島田化成(株)へ事業・設備・従業員などを移管しました。当社は清算に向けた手続きを進め、同年11月30日、株主総会の決議により解散し、今回の措置に至りました。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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