(株)サラの概要
法人名:株式会社サラ
所在地:岡山県笠岡市笠岡5640(登記上:同市平成町95-1)
代表者名:小林健伸
業種:施設野菜生産ほか
設立:2016(平成28)年3月
資本金:5億2780万円
倒産形態:民事再生法申請
負債総額:約157億円
(株)サラについて
(株)サラは、12月12日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けました。
申請代理人は加藤寛史弁護士ほか4名(阿部・井窪・片山法律事務所)、監督委員には山崎良太弁護士(森・濱田松本法律事務所外国法共同事業)が選任されています。
負債総額は約157億円にのぼります。
同社は、施設野菜の生産販売および木質バイオマス発電事業を手掛けていました。笠岡湾干拓地において大規模なグリーンハウスと木質バイオマス発電設備を建設し、レタス、トマト、パプリカなどの栽培を行っていました。室内栽培と再生可能エネルギーの活用を組み合わせた先進的な事業モデルが注目され、日本政策金融公庫をはじめとする多くの金融機関が融資を実行。笠岡市も用地造成などで支援していました。
バイオマス発電事業では、東南アジア産のパーム椰子殻を主原料とし、発電時に発生する二酸化炭素を野菜の成長促進に利用するほか、余熱を冷暖房に活用する循環型モデルを採用していました。
しかし、野菜の生産量が安定せず、販売ルートの構築も遅れたことから事業は軌道に乗らず、赤字補填のための借入金が増加していきました。近年は、バイオマス発電用原料となるパーム椰子殻の価格上昇に加え、人手不足による人件費の上昇なども重なり、赤字が継続。債務超過の状態に陥っていました。
大手商社からの追加支援も受けていましたが、支払遅延が発生するなど資金繰りは限界に達し、民事再生法による再建を選択しました。
今後はスポンサーを選定し、雇用を維持しながら事業再建を目指すとしています。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「TSR情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。
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