株式会社WIND－SMILEが民事再生法申請

株式会社WIND－SMILEの概要

法人名：株式会社WIND－SMILE
所在地：東京都江東区白河3－2－8
代表者名：福留修蔵
業種：再生エネルギーシステム施工開発ほか
設立：2007（平成19）年11月
資本金：8075万円
倒産形態：民事再生法申請
負債総額：約70億円

株式会社WIND－SMILEについて

株式会社WIND－SMILEは、12月17日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日、監督命令を受けました。申請代理人は石田渉弁護士ほか5名（森・濱田松本法律事務所外国法共同事業）で、監督委員には縣俊介弁護士（桜川協和法律事務所・イノハラ外国法事務弁護士事務所）が選任されています。
負債総額は債権者約80名に対して約70億円とされています。

同社は、太陽光発電事業に関する発電所・発電設備の企画、開発、EPC（設計、調達、施工）および売電事業を主力として展開していました。このほか、バイオマス発電事業や地熱発電事業へと事業領域を拡大し、2019年9月期には売上高98億2410万円を計上していました。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、輸送費の上昇や納品遅れが発生し、2021年9月期の売上高は50億7908万円に落ち込みました。その後も、部材調達費用の上昇による建設費の増加、世界的な木材相場の高騰（ウッドショック）、木質燃料需要の不安定化などが重なり、経営環境は悪化していきました。

2024年9月期には売上高約37億円を計上し、新規受注の獲得や案件開発、販売費の削減などにより自力での再建を試みていましたが、業況の回復には至らず、民事再生法による再建を目指すこととなりました。

なお、株式会社みらい共創アドバイザリーをフィナンシャル・アドバイザー（FA）として選定し、再生エネルギー事業を営む株式会社町おこしエネルギーとの間でスポンサー支援に関する基本合意書を締結しています。今後はスポンサーへの事業承継を進め、事業再建を図る予定としています。

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※本記事は株式会社東京商工リサーチが発行する「ＴＳＲ情報」掲載の「倒産速報」を参照し、作成しております。

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