2026年4月、建設業界に激震が走りました。TOTOやLIXILといった住宅設備大手が、システムバスやトイレユニットなどの新規受注停止・見合わせを相次いで発表。
その理由は、かつてのウッドショックやパンデミックとは比較にならないほど深刻な、中東情勢の緊迫化に伴う「ホルムズ海峡の封鎖」にあります。
この事態は、単なる納期遅延に留まらず、建設会社や工務店にとっての「致命的なキャッシュフローの断絶」を意味します。URIHO BLOGでは、今まさに起きている危機の正体と、自社を守るための対策を詳報します。
1. なぜホルムズ海峡が「お風呂やトイレ」を止めるのか?
「石油が届かない=ガソリン代が上がる」だけではありません。住宅設備製造の根幹が揺らいでいます。
ナフサ供給の断絶と化学製品不足
ホルムズ海峡の封鎖により、石油原料である「ナフサ」が日本に届かなくなっています。
ナフサはプラスチックや樹脂、接着剤、コーティング材の主原料です。システムバスやトイレ、キッチンに使用されるFRP(繊維強化プラスチック)や接合用の樹脂が作れず、生産ラインがストップしています。
物流の麻痺と「緊急値上げ」
迂回ルートの活用による輸送日数の激増と、燃料費の高騰が直撃。すでに建材メーカー各社は40%を超えるような前例のない緊急値上げに踏み切っており、見積もり有効期限を「2週間」に短縮する動きも出ています。
2. 完工目前で訪れる「入金ストップ」の恐怖
住宅業界特有の決済構造が、この混乱を「倒産危機」へと変貌させます。
「あと一歩」で金が入らない
建物がほぼ完成していても、システムバスや便器が未設置であれば、行政の完了検査が通りません。検査済証がなければ施主の住宅ローンは実行されず、工務店への「最終代金(数千万円単位)」の支払いが止まります。
「黒字倒産」の現実味
受注は積み上がっており、現場も動いている。しかし、最後の一節が入らないために現金が入ってこない。一方で、職人の賃金や既存資材の支払いは待ったなし。このタイムラグが中小企業の資金繰りを一気にショートさせます。
3. 連鎖倒産の引き金となる「支払いの遅延」
この影響は、現場を抱える工務店から、建材卸、さらにその先の協力会社へと連鎖します。
建材販売店のリスク
工務店からの入金が遅れれば、建材卸もメーカーへの支払いが滞ります。「信用」で成り立っている業界において、一社の支払遅延がドミノ倒しのように業界全体へ波及する懸念があります。
零細企業の淘汰
2026年3月以降、中東情勢を背景とした景気マインドは全業界で悪化。特に体力の乏しい零細企業の倒産・廃業が急増する局面に入っています。

4. 自社の身を守る「攻めの与信管理」を
地政学リスクという「自社ではコントロール不可能な要因」で経営が傾く今、経営者が取るべき道は一つです。それは、「取引先の倒産リスクを外部に切り離すこと」です。
決済不安を解消する「URIHO(ウリホ)」
不測の事態に備え、未回収リスクを最小化するために、BtoB売掛保証サービス「URIHO」の導入を強く推奨します。
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万が一、取引先の工務店や建設会社が倒産したり、支払いが遅延したりしても、URIHOが貴社に売掛金をお支払いします。
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入金サイトが長く、一回あたりの金額が大きい建設業界こそ、保証のメリットが最大化されます。
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複雑な審査や多額の保証料に悩まされることなく、月額定額で取引先の信用をガードできます。
「まさかあの会社が」が現実になるのが、今の地政学リスク下の恐ろしさです。住設供給の混乱という逆風の中でも、確実に現金を回収できる仕組みを整えておくこと。それが、この動乱期を生き抜く唯一の手段です。